聴講生 入試

4月からも残って勉強できますように!
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六盛さんで、今年も柳美会会新年会が行われました
唄は「座敷ゃ引けすぎ」「ほっといて」
糸は「梅と松とや」の本手、「様は山谷」の替手 でした
唄は及第点でしたが、三味線は前日の自宅稽古で何とか弾けると自信を持っていたのですが
「梅と松とや」を弾き出してすぐに間違えて手が止まり
慌ててすぐに続きを弾こうとするも、どこを弾いていたのか全く判らなくなり、
唄い手の方に唄い直してもらうという、とんでもない大失態を犯してしまいました。
最近ちょっと弾けるつもりになっていたので、内輪の舞台やしと慢心があったんやと思います
数日間は、もう小唄を辞めたいと自己嫌悪で落ち込んでいましたが、
他人に褒めてもらうためにしている訳ではなく、芸事には完璧も到達点もないので
慢心を戒めてお稽古きばろうと思います。
柳美会の若手ホープ二人は、見事な舞台を見せてくれました。
若いって本当に清々しく素晴らしいです。
今日の着物は、知人から反物で頂き仕立てた珍しい刺繍の入ったものです
狗なのか猫なのか、何の動物なのか判らないのですが
毛の1本1本が糸で表現されており、和刺繍の技巧の素晴らしさに感服します
でも汚しはしないかと、この着物を着るとずっとハラハラし通しです
近鉄特急「しまかぜ」に乗りたくて一泊でお出かけ
実は生まれてこの方、近鉄の特急に乗ったことがなくて
乗ってみてびっくり!!!
新幹線のグリーン車よりはるかに乗り心地がよくゆったりとした座席です
新幹線では食堂車が消滅しましたが「しまかぜ」はカフェ車両があり
カフェ車両での昼食も今回の目的の一つ
希望の食事は売り切れていたので、豚まんセットで軽くランチ
外の景色を見ながらの食事を楽しみにしていたのですが
実際に座って外を眺めていると、軽いめまいを感じてしまい
クロスシートでチラチラと外を眺めるのと違い
外の景色が流れて過ぎて行くのが否応なしに見続けるのは
どうも平衡機能によくないようです
終点の賢島駅で降りて迎えにきてもらった車で着いた先は
ん十年ぶりのシマカンこと志摩観光ホテル
義父母たちと一緒に伝説の高橋忠之料理長の料理を頂いてから
一度も訪れたことがなく、思い出をたどりにやってきました
以前に泊まった建物は旧館となりザ クラシックと名前が変わり
今回は英虞湾を望むザ ベイスイートに泊まりました
お天気があまり良くなく景色が楽しめなかったのが残念でしたが
それでも屋上庭園から眺める英虞湾の景色は素晴らしかったです
ラウンジで飲み物を頂きながら眺める英虞湾の景色は
水面が青というより緑色に近く波もなく
こんもり茂った小さな森のような木々がストンと海に崖のように落ちていて
実際に見たことはなけれど、映像で見るドナウ川の景色のように思えました
ホテルのスタッフ皆さんのホスピタリティーは本当に素晴らしいものでした
最近のホテルは、レストランのサービスなど、派遣スタッフで補われている事が多く
無愛想だったり、ちょっと質問しても全く答えが得られなかったりしますが
ここ志摩観光ホテルでは、どこでどなたに質問しても、
昔の歴史や高橋料理長のこともちゃんと答えてくれはり、
本当に気持ちよく滞在することが出来ました
寒い季節で雨だったせいもあるのかもしれませんが、賢島の駅は閑散としていて
ホテルの中も宿泊客があるのに、非常に静かで
京都のあまりに多すぎる観光客に疲れてしまっている身には、この静けさが
心底ありがたかったです。
以前に一緒に来た義父母の年齢を私ら夫婦ともに過ぎてしまいましたが
こうして自分の足で訪れられた事に心から感謝です