歌舞伎

February 21, 2013

吉三節分

月もおぼろに白魚の かがりも「かすむ春の夜に

冷たい風もほろ酔いの 心もちよくうかうかと

うかれがらすのただ一羽 寝ぐらへ帰る川端で

竿のしずくか 濡れ手で粟」

(思いがけなく手に入る百両)

御厄 払いましょう 厄落とし

ンーほんに今夜は節分か

(西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし

豆だくさんに一文の 銭と違って金包み)

こいつあ春から 「縁起がいいわえ」

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歌舞伎の演目で、自分でこの場面をこの役柄でやってみたいというのが、いくつかありますが、音羽屋さんが、大川端で、カーンと行儀悪く草履を川端にかけて「月もおぼろに」と言うお嬢吉三は、私が叶わぬ夢ながら一度はやってみたい役柄・場面です。

音羽屋さんには、生まれ変わってもなれないので、代わりに小唄の「吉三節分」を弥生会で唄わせて頂きます。
上記の灰色の部分は歌舞伎にはあるけれど、小唄では省かれている部分です。
「」で囲んでいる部分は節にのせて唄いますが、他のところは歌舞伎とはかなり節回しが違いますが、セリフになります。
三味線に合わせて唄う所と地のセリフとが、対照的になるよう、でも離れぬようにせねばならず、かなり難しい唄ですが、以前より先輩のお弟子さんが唄うてはるのを聞いていて、いつかは舞台で唄ってみたいと願っていた唄なので、ようやく唄う機会を与えて頂き本当に嬉しいです。
弥生会は、例年 大阪の国立文楽劇場か帝人ホールで開催されていたのですが、今年は、大丸心斎橋劇場という初めての場所なので、会場の大きさも音響装置の具合もわからず少し不安なのですが、大好きな唄を精一杯 音羽屋さんになったつもりで唄って参りたいと思います
お時間ありましたら皆様
3月9日(土)正午〜
大阪 大丸心斎橋劇場 までお越し下さいませ
私の出番は2時半過ぎ〜の予定でございます

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December 22, 2012

歌舞伎忘年会

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毎年のように顔見世に来てはるのに出番の時間の都合等でお会い出来ない杵屋栄津三郎師匠と久しぶりにお会いして、ゆっくりとご飯食べでした。

私一人で栄津三郎師匠のお話聞くのは勿体ないので、私よりはるかに歌舞伎に精通していて長唄を習っている学生時代からの親友ヒメに助っ人に来てもらいました。
話は、どうしても勘三郎さん中心の話になってしまい、栄津三郎師匠が、「”努力出来る”というのも才能のなんですよね」と言葉になるほど・・・と思いました。
「 天才でも努力出来る才能のある人と、ない人があって、勘三郎さんは天賦の才の上に、他人より努力する才能があったから凄かった・・・」と
本当に、もっともっといろんな芝居をしてほしかった、見たかった。残念です

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宮川町の花傳さんからは、3月にお店出ししたばかりの小梅ちゃんが参加してくれました。小梅ちゃんには、ちょっと難しい話ばかりだったかも知れません。

今日のおべべは、帰宅して着崩れて不細工なのですが、紅花紬にななこ織の猫の帯です。

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折角の猫の帯なので、ふうちゃんを抱いて写真を撮りましたが、残念ながらそっぽ向いて顔を見せてくれませんでした

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December 12, 2012

當る巳歳 吉例顔見世興行

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寂しい顔見世になりました

2月の新橋演舞場での襲名披露公演と同じように、勘三郎さんが息子の襲名口上をのべはると思っていたのに、襲名披露公演のさなかに天国に旅立たれるなんて、今でもまだ信じられない気持ちでいっぱいです。

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「いや〜一世一代の大芝居、大成功だったね」と鳥屋から笑いながら勘三郎さんが現れはりそうで・・・現れてほしい・・・全部 お芝居だったと皆で笑い飛ばしたい
平成17年の勘三郎襲名披露を大阪松竹座に見に行ったのが、つい先日のようです。
今回の顔見世は、当代仁左衛門さんの仮名手本忠臣蔵 五段目六段目が見たくて夜の部に行きました。京都の師走の風物詩、顔見世では、仮名手本忠臣蔵はよく演じられるのですが、五段目六段目の顔見世公演は長い南座の歴史の中で初めてだそうです。

大好きな仁左様の勘平、五段目六段目は、あまりに見事すぎて、素人の私が下手な解説出来るようなものではないので、割愛させて頂きます。

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今日のおべべは、事始めに着た水色の小紋に黒地のクリスマスの帯。
勘三郎さんの追悼の意をこめて、地味な色無地にしようかとも思いましたが、「襲名披露」というお祝いの席なのですから、当初の予定とおりの着物にしました。
襲名披露の口上は、結婚式の挨拶のように出来すぎた褒め言葉が普通なのに、今回は勘九郎さんよりは、勘三郎さんへの弔辞ばかりで、本当に寂しい、哀しい口上でした。
お父様が大きくされた「勘九郎」の名前をさらに新しい性格が加わった名前になりますように、勘九郎さんの活躍を期待したいと思います

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February 06, 2012

蛇山

Ssp1050774 毎週月曜日の昼休みは小唄のお稽古です

小唄は、艶っぽい唄が多いのですが、昨年柳美会で唄わせて頂いた「三つの車」等、ちょっと怖い(おどろおどろしい)唄や洒脱な唄もたくさんあります。

今回、私がお師匠はんに頼んで教えてもらった「蛇山」もその一つです。五世菊五郎の上演脚本による「四谷怪談」から作られたものです。

塩谷の浪人伊右衛門はお岩の怨霊に執念深く付きまとわれるので、本所蛇山庵の和尚に頼んで庵室にかくまってもらいます。時は、お盆の13日、お精霊の迎え火を焚くと

「提灯の中から ひうどろどろと 化けて出たのはお岩さん」

と低音で、怪談を語る感じで唄い始めるのですが、

「これも・・・」 の所からガラッと調子が変わって明るく軽妙になり、

「やさしくされればつけあがり 気にいらなければ怒りだし・・・(略)

ほんとに女は怖いもの けれどもいなけりゃ困るでしょ」

とたたみ込むように調子よく唄って、

「皆さん せいぜい 御用心

ああ 怖やの 怖やの こりゃこりゃこりゃ」 

と締めのセリフが入ると思わず誰でも笑ってしまいます。

このブログに音を載せられないのが本当に残念ですが、機会があれば、一度聞いてみて下さいませ

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December 24, 2011

當る辰年 吉例顔見世興行

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京都で顔見世を見ずに年越しは出来ない! 私も京都に住んで19年経て、ようやく京都の方々の気持 ちがわかるようになってきました。

景気のいい時代は、顔見世には着物を新調するのが当然という風潮もあったそうですが、今や顔見世では普段着姿の人が多く、おべべ姿の人が稀になり、役者さんに申し訳ないなあと思います。それでも今年は去年に比べておべべ姿の人が多かったように思います。

Sp1050692_2 今年は、昼夜どちらも見たかったのですが、諸般の事情で昼の部のみになりました。目的は、もちろん「与話情浮名横櫛」のみです。孝夫=当代仁左衛門の「切られ与三」だけを見たくて顔見世に来た私です。

木更津海岸見染の場 

ここでふらふらと歩いている放蕩息子の与三郎の何とも言えない風情=放蕩さが、当代仁左衛門ならではの味と思うのは贔屓の引き倒しと言われても、ええ男はんはええんどす!

ちょっとびっくりしたのは、鳶頭三津五郎さんが、予想外に老けて見えて、あれっ?この役は、三津五郎さんのはずやのに、この人、ホンマに三津五郎さん?とわずかの間でしたが自問自答してしまい、その一瞬が不思議に思えてなりませんでした。思い返せば、三津五郎さんをゆっくり見たのは、三津五郎襲名の「助六」以来なので、随分と月日が経っていたので仕方ないのかもしれません。

今回は菊五郎さんの蝙蝠安という特別おまけ?!付きでした。菊五郎さんには、あんな汚れ役は似合わないんじゃないかという私の勝手な予想を見事に裏切って、さすが音羽屋の千両役者、薄汚れたチンピラをあざやかに演じてはりました。番附の解説によると、与三郎・お富・蝙蝠安をすべて演じた事があるのは当代菊五郎さんだけだそうで、これだけ違う役をこなせる技量は凄いもんだと感心します。

源氏店の場面最初の雨宿りの場面で黒御簾から

晴れて雲間に あれ月の影 さしこむ腕に入れぼくろ もやい枕の蚊帳のうち・・・

と繰り返し唄われていて、小唄と文句が全く同じなので、立三味線で弾かれてる杵屋栄津三郎師匠に後で尋ねましたら、小唄から取ったものだそうで,「黒御簾音楽は小唄端唄はもちろんの事、清元や常磐津からも取って使います・・・」と教えて頂きました。こうして歌舞伎を見てると、時々習った唄に出会うのが本当に面白いです。

来年3月にも、杵屋栄津三郎師匠が又五郎さんの「船弁慶」と播磨屋さんの「熊谷陣屋」を弾きに来られるので、是非観劇に行き、またいろいろと教えて頂こうと思っています。

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December 23, 2010

當る卯年 吉例顔見世興行(12月22日)

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昨年に引き続き昼夜両方見たかったのですが、予定が合わず今年は夜の部だけ見に行ってまいりました。

今年は開演16時15分、終演22時45分という長丁場で、いくら幕間があるとはいえ、6時間半はいささかしんどかったです。最後の越後獅子を見ずに中座される方も非常に多かったです。

◆外郎売◆

成田屋さんの騒動で配役が変わりました。愛之助の外郎売は素晴らしい出来だったと思います。花道で「・・・分不相応な大役ではござりまするが・・・」と代役を務めることをあらかじめ断る姿勢が観客に対する気遣いと驕らないご本人の性格が出て、聞いていて気持ちよかったです。不思議だったのは、持ってる扇の紋が愛之助の「追いかけ五枚銀杏」ではなく、成田屋の「三升」だった事。歌舞伎十八番を演じる時は、やはり成田屋の紋を使わねばならないのでしょうか? どなたかご存知の方があれば教えて頂きたいです。

Sp1040176 ◆仮名手本忠臣蔵 七段目◆

吉右衛門の由良之助、仁左衛門の平右衛門、玉三郎のおかる

願っても叶わないような私のための(笑)配役で、これが見たさに昼の「沼津」を諦めて夜にしました。一条大蔵卿のように呆けたふりをしている吉右衛門が花道で力弥から密書を受け取る時に、キリっと本来の顔を見せますが、今回花道から6番目の最前列で見ていたので、吉右衛門の表情の変化がつぶさに見れて本当に素晴らしかったです。仁左衛門大好きの私が浮気?したくなるほど冷徹さをも感じさせる男らしい表情でした。

Sp1040186 玉三郎のおかるも、梯子から「おお怖、おお怖・・・」と言いながら降りる時や、平右衛門に切りつけられて花道に逃げた時に「そこに、それ、そんな怖いもんを・・・」と刀を怖がるしぐさが、何ともあでやかで綺麗です。それに、女形の方なら誰でも出せそうな声でいて、玉三郎にしか出せない(生来の?)華のある張りのある声色が、私ら観客を惹きつけるというか惑わせるんですよね。お見事

仁左衛門の平右衛門は、もうひいきの引き倒しになるので割愛致します。

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December 23, 2009

09'顔見世(夜の部)

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今年は生まれて初めて2週連続で顔見世に行って参りました。昔は通しで皆さんご覧になったそうですが、私はとてもとてもそんな気力体力ありません。

今回宮川町の美恵雛ちゃんを連れて行くので、洋服もあんまりやしと調教師さんおべべデビューとなりました。旅館のゆかた以外着たことないのに、なぜかずっと昔から着てはる位になじんではるから不思議でした

Sp1020954 今日は、舞台の後、2年ぶりにお会いした杵屋栄津三郎師匠と一緒に友人のワインバーで、楽屋話や昔の南座の話、三味線の講義まで受けて楽しい夜を過ごさせて頂きました

さて肝心の演目

◆天満宮菜種御供 時平の七笑

我當のはまり役ですね。道真の処分を泣きながら嘆いてかばったりしながら、豹変してまんまと自分の策略にはまったことに満足し、そして七笑

道真らが去った後、一人芝居で、なおかつ動きがない「静」の一人芝居。それを表情と声色だけで、客席の皆を惹きつける演技力は、本当に圧巻です。幕が下りても、笑い続けている。何だか不思議の国のアリスのチェシャ猫を思い出してしまいました^^;

◆土蜘

初めてみる菊五郎のお家芸。初日は、肝心の蜘蛛の糸が出ないハプニングがあったとか、でも今日はちゃんと全ての見せ場でシュワッチと出ていました。ストーリーを楽しむというよりは、ショー的な見せ場を楽しむお芝居ですね

◆助六

は~~~~っつ、やっぱりええ男やわ~♪当代仁左衛門

花道に出てきて傘を片手に見得を切る「十五代目っ!!!」

この助六ってのは、長身の二枚目に演じてほしい役ですが、単に二枚目というだけでなくて「いちびり」が出来ないと似合わないんですよね。キセルを足の指にはさんで意休に差し出す、その様が、イケズでしてるのではなく「いちびって」しないと、芝居が妙にぎすぎすしてしまう。以前三津五郎が襲名披露の時に助六を演じはって、何だかそぐわない感じをしたのは、真面目すぎるんですね。今回仁左衛門の助六見て、ようやく以前感じた違和感の謎が解けました。仁左衛門の芝居が不真面目という意味では決してなく、助六に必要なのは「いちびり」なんだと。

そして玉三郎の揚巻もやはり凄い!幕が上がった途端に、光が客席に痛いほど差し込むようなオーラは玉三郎ならではですねえ。昨年の顔見世で玉三郎の芝居も踊りも今ひとつ覇気がなくて花街のお姉さん方にも評判あまりよくなかったのですが、今年は、封印切のおえん、助六の揚巻とあでやかな女形を堪能させてもらいました

◆石橋

こちらは、時平の七笑と対極の「動」のお芝居。翫雀の振りの速さも凄かったけど、栄八郎師匠の三味線もえげつなく速くてお見事。栄津三郎師匠に言わせると、速さだけでなく、あれだけ弾きこなせるのは栄八郎師匠しかいはらへんとか。栄八郎師匠は、中学生の時からプロにまじって弾いてはったそうです

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December 16, 2009

09'顔見世(昼の部)

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「ええ男は、ほんに心の薬じゃわいのう~」

当代仁左衛門は、ホンマにええ男!成田屋さんのような猛々しさというか骨太の男らしさも素敵なんですが、当代仁左衛門の男の色気は、私にとっては猛毒です

1994年に肺ガン等々噂の流れた闘病後の復活の最初の演目に選ばれた「お祭り」

当時、見に行けず、とても悔しい思いをしたのですが、今日ようやく

「待ってました!」

「待っていたとは、ありがてえ」

と、待ち焦がれたセリフを聞くことが出来ました。客席に向かって深々とお辞儀する当代仁左衛門の姿に、舞台に立てる事を日々心から感謝して過ごしてはるんやなあと、役者魂にしみじみと心打たれました。たわいないお芝居ですが、いなせな鳶頭の何と色っぽくて男っぷりのいいこと。隣にいる連れ合いの存在も忘れてうっとりとしておりました。

「封印切」では、憎まれ役の八右衛門

私は、H12年の顔見世で忠兵衛を演じたのを見ただけで、当代仁左衛門はあの憎たらしい八右衛門は似合わないだろうと思ってたのですが、意外や意外。「ええい、お茶屋でじょろ組んだらあかんのか!」と井筒屋に入って来るところから始まる、憎まれ口と、行儀悪く座る様が、意外と似合うというか上手に演じはるんですよね。そして、忠兵衛の悪口をさんざんと並べるセリフも、京都で育ったもんならではの、発音言い回しのなめらかさ、色っぽさ。

「えっ、何やさっきから聞いてたら・・・・・・総スカンのはっちぇもんやて。

さよか、そんなわしかてな、好いてくれるもんがおんのじゃ

【金】じゃ。わしが、いらんいらん言うたかて、・・・・・金の方から寄ってきよんのじゃ・・・」

指を丸くしてお金を示しながら、こんなセリフを言うたら、強欲狡猾な憎たらしい金の亡者でしかないのに、なぜか惚れ惚れする顔つきなんですよね。

ホンマに不思議な魅力です。

ご存知の方なら、今さら何言うてんねんと呆れられそうですが、当代仁左衛門が、悪役もよく似合うと感じ入った顔見世でした

それにしても、ホンマにええ男はんです。二代目吉右衛門と優劣付けがたく私の大好きな大好きな役者さんです。

来週は、夜の部を見に行く予定です。もちろん当代仁左衛門の助六が目的!

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October 31, 2005

懐かしの大阪弁 「封印切」

昨夜、テレビで 「封印切」 をしていたので、テレビで芝居見てもなあ・・・と思いつつ見ました。

役者さんの表情はよく見えますが、舞台しか撮影していないので、義太夫の語りや、バチさばきが見れず、やはり歌舞伎は、生の舞台に限ると思いました。

でも、芝居に出てくる言葉が、今ではもう聞かれなくなった「浪速の(上方)言葉」で、「あ~、懐かしい」 と思いました。 昔、父方の親戚の 「おいちゃん」 らが話してはった言葉そのままで、今の人にはわからないのか、標準語でしゃべりなおしてはりましたが、ちょっと興ざめな気がして、観客がわかってもわからんでも、昔の上方の言葉だけの台詞で芝居を通してほしいなあと思いました。

じょろくむ

てんごすな

だんない

こんな大阪弁、理解できるのは、私らが最後の世代かもしれません。

八右衛門(当代 仁左衛門)が、

「えっ、お茶屋でじょろ組んだら、あかんっちゅうのか

お茶屋で、胡坐かいて座ったらあかんのか」

と、二度繰り返して言うのは芝居が台無しになるようで、残念でした。それに、忠兵衛が、染五郎でしたので、ちょっと違和感感じました。

やはり、八右衛門=我當、忠兵衛=仁左衛門 で、上方ならではの流暢な大阪弁の「封印切」が見たいです!上演される機会があれば、少々遠くても、是非是非見に行きたいと思います。

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July 03, 2005

勘三郎襲名披露 大阪公演!

s-s-IMG_3118 行ってまいりました!

十八代目中村勘三郎襲名披露 大阪公演 初日昼の部♪

あいにくの雨模様でしたが、役者はんが気合入れてはんのに、うちらがええ加減な格好するわけにはいかへんしと、昨日、祇園の行きつけの髪結いさんで、気合入れて結うてもらい薄物小紋 with 雨ぞうり、雨コートで出かけました。

s-IMG_3125  役者さんは、1階の受付があるんどすが、地方はんの楽屋見舞い(京都では、御部屋見舞い)の受付がのうて、ひょんなことからお付合いさせてもろてる、杵屋栄津三郎師匠の御部屋見舞いは、役者はんの受付の方に言うたら、渡します、と言うてくれはったので、預けてきました。

杵屋栄津三郎師匠は、中村屋、松嶋屋さんに呼ばれはる事が多くて、3-5月の歌舞伎座では、大変忙しゅうしてはったそうですが、今回は、夜の部の「宮島のだんまり」だけ出演なので、ちょっとゆっくりできはるようです。

s-s-IMG_3122 さて、演目ですが、昼の部は、

1)寿曽我の対面

2)源太 藤娘

3)口上

4)伊賀越道中双六 沼津  でした。

「寿曽我の対面」は、どちらかと言えば芝居と言うより「絵」です。びっくりしたのは、当代染五郎って、息子のような子供の感覚でいてたのに、久々に舞台で見たら、しっかりした大人の役者はんになってはって・・・(@_@;) どちらかと言えば、なよっとした色男のイメージで見てたのに、しっかりと荒事の曽我五郎を演じてはって、感激しました。

2)踊りですが、きちんと忠実に踊る三津五郎と、少々間違っても、華で補う勘九郎、と聞いていた通りの舞台どした。連れ合いは、勘三郎の踊りより、もう少しあっさりした端正な踊りが好きやと言うてはりましたが、こればかりは好き好きでっしゃろなあ。

私個人的には、勘三郎の踊りも好きですが、当代鴈治郎はんの踊りの方が好きどす。

3)口上

これと「沼津」のために今回は、行ったんどすが、口上は、うちの贔屓の松嶋屋さんのかみしもが、ぎょうさん並んで、それだけで嬉しゅおした。松嶋屋3兄弟が襲名口上に並ぶと言うのも、珍しいと思います。我當、秀太郎、仁左衛門、それに加えて、孝太郎、進之介、愛之助、と一門揃っての豪華メンバーどした。

そして、鴈治郎! この年末の南座の顔見世では、沢村藤十郎の襲名披露になりますので、鴈治郎として、見ることが出来るのは、これが最後と思うと、なんや名残おしゅうて、妙な気分どした。

4)沼津

今回の最高&ホットな演目でした。久々に聞く、十五代仁左衛門の大阪弁のなんと色っぽい事! はあ~~~~、ええ男はんやなあ。。。当代仁左衛門、うちの一番贔屓の役者はんどす!!!(もちろん贔屓も松嶋屋はん)

勘三郎も、江戸の役者はんと思えんくらい上手な上方の言葉を使わはって、大袈裟と思えるくらいの仕草がまた、嫌味やないのが不思議で、やっぱり華とオーラのある役者はんやと、しみじみ感じ入りました。

この沼津をそのまま、京都で演じたら、「しつこい」とおもわれるかもしれまへん。「沼津」はやはり、道頓堀「松竹座」で演じてなんぼのもんやと思います。

あ~~~、今夜は、当代仁左衛門はんの夢見ながら寝られそうです♪

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